最近読んだ心理学の本の中に興味深いテーマがありました。それは,選択肢が多ければ多いほど幸せなのかという問題。選択肢が増えれば増えるほど,それだけ可能性が広がるわけで,いいことに決まっているじゃないか,選択の余地がない人生なんて考えただけでぞっとする,という予測・感想もあるでしょう。でも,そう単純ではないという話です。
例えば,買い物を想定した場合,商品に選択の余地がないことは最悪ですが,選択肢が増えすぎるのも自分の選択の満足度を下げてしまうのだそうです。これには色々な要因があるようですが,そのなかには,最高の物を追い求めようとする姿勢や,他人との比較があるのだとか。欲求もほどほどにしておくのか肝心,というところでしょうか。
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